Makuakeで目標達成率4000%!電波法、PSEのクラウドファンディングサポート事例

今回は海外発のイノベーション商品をクラウドファンディングで大成功させた、当社のお客様の事例をお伝えさせていただきます。

最近、クラウドファンディングで海外製品を導入する際に、電波法、PSE、PSCなどの認証が必要なので、協力してほしいというご相談が増えてきています。

社会のコンプライアンス意識の高まりを受け、現在はプロジェクト前の事前確認などでもとても厳しくなってきています。例えば、販売ページに証明書のコピーを掲示しないといけない、ということもあるようです。

今回のお客様は、そうした状況の中で、世の中のニーズにマッチする商品を見つけ出し、また必要になる許認可を完璧にクリアし、クラウドファンディングを成功させました。

まさに当社にとって理想的なお客様なのですが、今後、クラウドファンディングで許認可が必要になる商品を扱う方々に対して、参考になる部分があればと思い、お客様にご協力頂いて記事を書かせていただきます。

ご依頼主様

会社名:AG Japan Marketing合同会社様
代表取締役 秋本栄時様
事業内容:商品企画販売、輸入、卸業、インターネット販売
会社URL:https://www.agmk.co.jp/

以下3つの事業理念を掲げ、多くの商品を広める活動をされています。

ライフスタイル提案
よりアクティブ、より快適に、日々の生活をより豊かにする新しい製品を提案いたします。

安心と安全
海外の製品を日本の方々に安心してご利用いただけるようにするのが当社の存在価値だと考えます。

信頼
お客様、お取引先様、そして私達。全員の幸せを目指し、誠実かつ正直な取引を約束します。

これまでも数々の商品がクラウドファンディングで成功。

今回の対象商品

空気清浄機airnova
引用:Makuake販売ページ

airnovaはNASAの光触媒技術を進化させた新技術「PNPOフィルター」で、取り込んだ空気だけでなく、フィルター内のウイルスや雑菌まで徹底的に除去してしまう、これまでの空気清浄機の常識を覆す次世代型のハイパワー小型空気清浄機です。

ポストコロナで今後もより一層にお部屋の空気清浄意識が高まる中、まさに空気清浄器の常識を覆すイノベーティブ商品がMakuakeで話題となり、目標達成率は4000%越えを記録するなど、大成功を収めています。

今回は、ご依頼の経緯や認証に関して振り返っていきたいと思います。

認証をご依頼頂いた経緯

あらためまして、今回のクラウドファンディングの成功おめでとうございます。また、当社の認証のご依頼ありがとうございました。実施したのは電波法認証と、ACアダプターのPSE書類手続きでした。

社長の秋本様から初めてお問い合わせいただいたのは昨年10月頃。その時は、日本の電波法やPSEに関するご質問を頂きました。

その際のご感想として下記のように頂きました。

(秋本社長)
ユーザーに喜んでいただけると確信できる商品に出会えたのですが、遠隔操作部分で無線を使用するため、日本の電波法認証などが必要だとわかりました。

当社でも今まで電波法認証をした経験があるのですが、後述しますが、今回の電波法認証は海外工場相手に日本の法律(電波法)を理解させることは困難だと感じていました。

せっかく良い商品でも販売することでユーザーに迷惑をおかけしてしまうことは絶対に避けなければなりません。

また、クラウドファンディングを実施するMakuake様からも、電波法認証が必要だとわかっている商品については、プロジェクト中に電波法認証を進めていることがわかる書類提出を求められていました。

どうやればいいかなーと考えていた時にネットでINSIGHT WORKSさんを見つけ、堀さんに連絡させてもらいました。

今回のような認証を行う上でどういったことが必要なのか、どういったリスクがあるのかなど、すべて経験から基づくアドバイスでとても分かりやすいと思いました。

まだその際は、本当にプロジェクトを始めるかどうかは決めていませんでしたが、やるんだったら堀さんのところにお願いしようと考えていました。

Makuake側には電波法認証を進めている事の証明資料として、INSIGHT WORKSさんとの契約書を提出する、というところまで確認が出来ました。

秋本社長と初めてお打ち合わせさせていただいた際の感想として、とてもコンプライアンスを重視されていらっしゃる方だと感じました。そうした方に少しでもお力添えできればと思い、いろいろとアドバイスをさせていただきました。

当社のウリとしては、机上の空論ではなく数々の経験に基づいたリアルなご相談をさせていただけることです。特にクラウドファンディングのように露出度の高いメディアですと、後から「認証が取れませんでした」ということはあってはならないことです。

実際には、そうした事業者の方々も数多く見てきましたが、やはり迷惑をかけるのはユーザーであり、プラットフォーマーであり、何より事業者の方の今後の信用失墜になりかねません。

当社にお問い合わせいただいた方には、そうならないようにいろいろとアドバイスをさせていただいております。

電波法認証業務の流れ

今回の電波法認証が特異だった点として、開発が韓国、製造が中国だったという点です。

クラウドファンディングのページにも出ていますが、開発者の方は韓国Samsungに長年勤めた中国人技術者の方で、その方がそのまま韓国で仕事を続けられています。その韓国メーカーから中国工場に生産の指示を出しています。

(秋本社長)
電波法認証は生産工場に付与されるものなので、代行会社は中国工場に連絡して、検査手配を行いますが、工場に直接連絡をするのは難しいということで、すべて韓国の技術者の方を通して試験を進めることになりました。

INSIGHT WORKSさんにお願いした中で、この部分を解決できたのは一番大きいかもしれません。ただでさえ難しい海外ビジネスで、ワンクッション挟んで海外工場に日本の法律について指示を出すわけなので、よほど正確に理解した方ではないと、指示が混乱し、結果的に業務が途中で頓挫してしまう可能性は高いと思います。

そういった点をINSIGHT WORKSの中国人代行実務者の方が、全面的にサポートしてくれたのでとても心強かったです。

また日本の電波法認証ではかなり細かい技術資料の提出が求められ、こちらの技術者も資料を外部に出すことに少々懸念があったようですが、そうした点も慣れたもので手際よくケアしてくれました。

正直、予定していたより認証期間が長くなったと感じていますが、堀さんが進捗について適宜連絡をくれていたので、こちらもタイミングを計りやすく助かりました。

認証が開始してから、途中で中国の春節や日本・中国ともにコロナ騒動などがあり、結果として通常の電波法認証期間よりお時間かかってしまったことも事実ですが、ちょうどクラウドファンディングが開始・終了するタイミング頃に認証も終了できたのは良かったです。

これからクラウドファンディングで認証対象商品を扱う方々に対して
認証代行会社の私から申し上げるとポジショントークになってしまいますが、やはり必要な認証は抑えなければならないと思っています。

ただ、プラットフォーマーの方も認証の専門家ではないので、プロジェクトを検討している商品に認証が必要そうということがわかれば、まずはお気軽にお知らせ頂ければと思います。

(秋本社長)
正直、認証には相応のお金が掛かるのでやるには決断が必要です。ただ、やる以上は守らないといけない社会のコンプライアンスですので、必ず認証を行わないといけないと考えています。

今回、認証もしっかり取得して、クラウドファンディングも成功裡に終えることが出来ました。。今後は輸入事業を更に拡大し、認証製品・それ以外の製品いずれにおいても、日本の消費者により面白い商品を届けていきたいと考えています。

今回はご協力いただいたINSIGHT WORKSさんには感謝しております。ありがとうございました。また、認証製品を扱う際は相談させてください。

こちらこそ今回はご依頼頂きまして誠にありがとうございました。当社の強みは、電波法はだけではなくPSE、PSC、JISなど幅広意認証に対応している点です。お気軽にご相談ください。

貴社の益々のご発展を祈念しております。

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